「お母さん、なんであの人は手がないの?」という質問に、母親は穏やかな口調で答えます。「いろんな人がいるの。みんなが同じじゃないの。○○ちゃんにはおじいちゃんとおばあちゃんがいないでしょう?」女の子は「うん、みんなはいるけど私はいないんだよねー」と答えます。母親は続けて言います。「うん、いろんな人がいるけど、おじいちゃんやおばあちゃんがいないのは、○○ちゃんのせいじゃないでしょ?」女の子は「うん、違う。あ、△△ちゃんとこはお父さんいないんでしょ」と言います。
母親は「そうね、でも、それは△△ちゃんのせいじゃないよね」と返します。女の子は「うん、違う!」と答えます。「だからね、みんなは同じじゃないの。みんなそれぞれ、持ってるものと、持ってないものがあるんだよ。でもね、持ってないからって、その人は何も悪くないし、他の人と何も違わないんだよ」と母親はまとめます。腕のない女性を含めて、車内に乗り合わせていた人たちはみんな暖かい目でその親子を見守っていました。思わず目をそらしてしまった自分が恥ずかしいと感じた主人公は、自分の娘にも母親のことを恥じない子に育ってほしいと思います。この電車の親子は、主人公に子育ての大事なことを教えてくれたような気がします。
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